使命に目覚める時、
魂は目覚め光り輝くのです。
私たちが何のために生まれてきたかといいますと、
それはもっと成長するためです。
この世に生を受けることによって、
私たちはより勉強するチャンスを得ました。
そのチャンスを活かして、自分の本質を向上させて、
あの世へと旅立てばよいのです。
世の中というのは、人間も宇宙も含めて
すべての存在がよくなるようにできています。
その摂理にあった生き方をすれば、
とても楽に自分を向上させることができるようです。
その自分というのは、肉体だけではありません。
私たちは本質的なものと肉体の二つからできていて、
本質的なものが肉体の中に入って、
出て行って、また入って・・・
ということが続くようです。
その仕組みによって宇宙がよくなり、
人間全体も個々の人間も、
またその本質もよくなると考えられます。
いまの私は、世の中の構造を考えるにあたり、
サムシング・グレートの存在を仮定しています。
サムシング・グレートが、
宇宙の仕組みをつくったと思うのです。
サムシング・グレートというのは、
この宇宙をつくり運用している実体のことを、
仮にこのように名付けたものです。
筑波大学の村上和雄教授が名付け親です。
彼の著書『生命の暗号』(97年、サンマーク出版刊)を
参照してください。
(中略)
人間というのは、知的で理性的に勉強できる存在です。
知らないことを知り、多くの経験をつみ、ルール化できます。
それを心体だけでなく、魂のなかに蓄積していきます。
それを加速するために、肉体があり、
魂にいろんな勉強をさせてくれるのです。
人間として肉体を持って生きている間こそ、
最高に急速に成長発展できるはずです。
人間は、生きたり死んだり、
輪廻転生を繰り返しながらやっていくようです。
なぜ、何度も生まれ変わるのかというと、それは
魂がよりいっそう多くの勉強をするためでしょう。
人間として生まれてきたということは、
すでにある程度までは勉強してきた魂であるはずです。
それでも、まだまだ不充分なので、
その魂がさらに勉強するために、
また人間として生まれてくると思われます。
ところで、知らないことを知るというのが勉強です。
人間の特性というのは、知性があり、
知的に勉強できるという点です。
ですから、人間として生まれてきたからには、
生涯を通じて知的に勉強しなければならない
天命があるといえるでしょう。
(中略)
アタマがよくなるとか、理性、知性、良心があるとか、
物を作ることができるというのは、人間の特性です。
したがいまして、
人間としての特性を活かす生き方をすることが、
人間として生まれてきた天命だということになるでしょう。